好奇心を究め、発見を共有する
この社会では何が起きていて、この先どうなるのか。そして、自分には何ができるのか。
自分が興味を持てる分野から社会と向き合い、夢中になって楽しんだ成果を共有する。
それが自修館独自の必修探究授業「C-AIR(シー・エア)」プログラムです。
C-AIRプログラムで育む力
変化と協調に向け、
探究を通じて、社会を動かす力
Change and Collaboration - oriented Agency through Inquiry and Research
(C-AIR)
C-AIRプログラムは一般社団法人三菱みらい育成財団が主催する「心のエンジンを駆動させるプログラム」に採択されています。
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6年間の探究プロセス
1〜2年生
経験型
「社会」の見方を知る
伊勢原市の行政や研究機関、大学(産業能率大学・神奈川工科大学・横浜薬科大学・東京農業大学)と連携し、情報収集をしながらポスターやスライドでプレゼンテーションを行うグループ学習を実施。
探究活動のサイクルを習得するとともに、社会に対する自分なりの視点を養っていきます。
3〜4年生
学術ゼミ型
「社会」とつながる
12の学術分野ごとのゼミに分かれ、一人ひとりが決めたテーマについて基礎調査を繰り返しながら認識を深める本格的な課題研究に挑戦します。探究テーマは「自分らしい社会とのつながり」を考えることを重視し、外部の施設や企業への取材も行いながら探究を深め、論文にまとめていきます。
2021年度から3年生以上は学校管理のEメールを活用できるようにしており、生徒自ら大学や企業・団体とメールを介したやりとりを行っています。テレビ会議システムの普及により、オンライン上で国内外の外部の方々と対話をする生徒も増えています。
12の学術ゼミ
12 SEMINARS
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人文社会系
言語・文学
政治・経済学
地理・歴史学
外国語・国際関係学
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総合系
情報・データ科学
スポーツ・健康科学
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理工・生物系
数学
工学
化学
数理科学
物理学
生物学
5年生
自律型
「社会」に働きかける
これまで身につけた資質や知識を活かし「社会への参画」や「多様な人々との協働」を念頭にテーマを構想し、研究や活動を通して自分らしく社会に働きかけていきます。グループ・個人研究など研究スタイルや、発表の形態もテーマに合わせて自由に選ぶことができます。
6年生
選択型
「社会」の今後を見通す
選択制授業で自由課題による探究活動を行うことができます。指導教員のアドバイスのもと今後の社会が「どうなるか」「どうあるべきか」を見通す視点に立ち、オリジナルな着想に基づく先進的・挑戦的な取り組みを目指します。
生徒の声
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探究テーマ
「笑い」の心理と効果
成果を発表することも、
探究の一つわたしはDVDを買って見るほどお笑い芸人さんが大好きなので「人が笑うメカニズム」と「笑いの効果」をテーマに決めました。2年生まではグループワークが中心だったのですが3年生からは個人研究になるため、自分で物事を決めて進める力や、台本なしでプレゼンテーションを行う力が身についてきました。文献調査や自分の考えをまとめるのは想像以上に大変でしたが、発表を見てくれた人たちが褒めてくれたときは大きなやりがいを感じました。
3年生 佐藤 桃さん
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探究テーマ
コオロギ食を日本で普及させるには
テーマは自由、
だからこそ成長できる今までは宇宙に関する探究を行っていたのですが、昆虫食というまったく新しい分野でも今まで培ってきた力で論文を書き上げることができたので、楽しみながら自分の成長を実感することができました。また、生活の中で感じた身近な疑問について探究したので、今までよりもレベルの高い仮説をもとに、お店の方へのインタビューをしたり実際にコオロギを飼育してみたり、色々な調査を通して今までよりも深く探究することができたと思います。
5年生 佐藤 瞭悟さん
本校は創立当初(1999年)から「探究」の授業を全国に先駆けて導入していました。
その実績を踏まえ、創立20周年を機に「探究」をバージョンアップして立ち上げたのが 「C-AIRプログラム」です。
6年間、それぞれの発達段階に応じた課題に挑戦することで「変化の激しい社会」でも、
それに対応しながら課題を解決し、人々との「協調」を志向できる生徒の育成を目指します。