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卒業生の声

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6年間の、その後

先行き不透明な未来を、自分らしく幸せに生きていくための一歩を踏み出した先輩たち。
在学中の6年間を振り返りながら、自修館で過ごした日々が“今”にどうつながっているのかを紐解いていきます。

※学年・役職・インタビュー内容はすべて取材当時のものです。

将来につながる“きっかけ”に
あふれた6年間

東京外国語大学 言語文化学部 4年生
2021年 3月卒業 17期生 矢野友彩さん

自修館に入学してから一番興味を持ったのが英語でした。帰国生の生徒と仲良くなったり、ネイティブの先生方の授業を受けたりする中で、外国語で意思疎通する楽しさと出会ったんです。中3の時に参加した「オーストラリア短期研修」では初めての海外渡航を経験し、英語の難しさを感じながらも現地の方ともコミュニケーションがとれた時の喜びがとても大きく、もっと英語を勉強したいと思うようになりました。
その後も校内や校外でさまざまなプログラムに参加する中で異文化や英語以外の言語にも興味を持つようになり、最終的に多文化共生を学べる学部への進学を決め、現在はヒンディー語について学んでいます。

私が英語を好きになったように、自修館には授業や探究をはじめとした、さまざまな行事やイベントが豊富にあり、自分の将来学びたいことや深めたいことを見つける「きっかけ」になる機会が多くあったように感じます。そして、先生方は授業における学習サポートはもちろん、授業以外でも生徒のチャレンジしたいことを応援してくださり、常に生徒一人ひとりのことを大切に思ってくださる実感が持てる学校でした。
在学中は当たり前すぎて気づけなかったですが、卒業してから自修館での“体験にあふれた濃密な6年間”の価値を実感することが増えていきました。印象的だったのは、大学のゼミでプレゼン資料をつくって発表したときに、メンバーに驚かれたことです。すごいねと声をかけていただき、教授も興味を持ってくださったのは誇らしかったです。

自修館での6年間で一番成長したのは「忍耐力」だと感じています。日々の学習や探究のプレゼンテーション、論文執筆など、どれも時間と労力がかかり大変な時もたくさんありましたが、先生方が計画を確認しながら適切なアドバイスをかけてくださったおかげで楽しみながらやり遂げることができました。6年間かけて継続的に努力することの大切さを学べたからこそ、言語学習という地道で大変な学びも乗り越えられたのだと思います。
大学卒業後は国家公務員として日本と関わりながら英語やその他の言語を活用できる仕事に就き、周囲の人々と信頼関係を築きながら社会に貢献できる人になりたいと思っています。特に、異なるバックグラウンドを持つ人たちと関わる際は、文化や価値観の違いを理解し、尊重する姿勢を大切にしたいです。

医師としての土台を築いた
卓球部での日々

聖マリアンナ医科大学病院 代謝内分泌内科 診療助手
2013年3月卒業 9期生 内山修太朗さん

授業や探究など、自修館での思い出はたくさんありますが、一番濃かったのは卓球部で過ごした時間です。卓球部は「文武両道」をスローガンに活動しており、文字通り勉強も部活動も、そして課外活動などさまざまな分野も両立しながら活動している生徒ばかりでした。そうなれたのは先輩の存在が大きかったように感じます。優秀な方々ばかりで、その姿を1年生の頃から間近に見ていたので、何かをさぼったりあきらめるという選択肢がなかったというか。先輩が体現しているのだから自分たちにも出来るだろう、と当たり前に思わせてくれたのは、5学年が共に活動する環境があったからです。

横のつながりだけでなく縦のつながりも強い部だったので、今思い返すと卓球以外の活動も多くありました。卒業生の方の活動をまとめた「会報誌」と呼ばれる冊子を顧問の先生が制作してくださったり、先輩の合格祈願として初詣でお守りを買ったり、5年生の追い出し会でミュージカルを披露したり……。私自身、卓球がすごく得意だったわけではないのですが、卓球が苦手な生徒も個性を活用できる機会をつくってくださった先生には感謝しています。みんなで企画を出し合ったりミュージカルの台本を書き上げて公民館で練習したりする時間は楽しかったですし、競技以外で協力して何かを創り上げる時間はきっと普段の練習や試合にもいい影響を与えていたように思います。卓球はもちろん好きでしたが、「卓球部」というコミュニティが好きになれたのは、個性豊かな仲間たちと、そんな僕たちを認めて活かしてくれた先生のおかげです。

先輩たちの後を追って「文武両道」を体現したおかげで、現在は医師として、主に糖尿病の患者さんの治療に携わっています。内分泌内科は患者さんの違和感に気づくことが求められる職業なので“疑う姿勢”が大切なのですが、今思うとそういった部分は「探究」の延長線上にあるものなのかもしれません。
自修館で部活動や探究をはじめ多くの体験をさせていただいたことで、視野は確実に広くなりました。自分にだけ意識を向けるのではなく、他者や世界にも目を向けながら“自分事”を増やしていけるようになったのは、自修館の6年間で培った土台があるからです。まずは一人前の専門医になれることを目標としながら、ゆくゆくは後輩の医師たちへの指導に関しても積極的に担いたいと考えています。

挑戦する楽しさの先に、
広がる可能性

慶應義塾大学 看護医療学部 3年生
2020年3月卒業 16期生 檀上暉宜さん

個性豊かな仲間と先生に囲まれて、6年間という長い期間をともに過ごす経験は、想像以上に自分の励みになっていました。
わたしは入学してすぐの頃に看護師になるという夢と出会い、その実現に向けてしっかり勉強と向き合いたいと強く思うようになりました。先生はわたしの夢を応援してくださる方ばかりで、授業以外でも質問に行ったら快く対応してくださったり、小論文や面接もマンツーマンで丁寧に指導してくださったりしたおかげで学力は順調に伸びていき、無事第一志望の大学に合格することができました。

勉強以外で夢中になったのは、部活動と探究でした。運動が苦手な自分を変えたくて硬式テニス部に入部したのですが、同級生と競い合ったり励まし合ったりする中で最終的には副部長として部を支える立場に。また、探究ではゼミ活動が一番印象に残っていて、自動車について調べている友だちの調査の一環でフィールドワークとしてゼミのみんなで自動車工場に見学に行くなど楽しい思い出ばかりでした。

自修館で過ごした日々は、勇気を持って一歩踏み出し、何かに夢中になる楽しさを色々な場面で知ることができた6年間であり、勉強も部活動も探究も、コツコツと努力し続ければ、自分を支える力になると実感できた6年間だったように思います。その経験は、今までの大学生活はもちろん、きっと、看護師になってから直面するさまざまな課題を乗り越え、自分を高めようと思う糧になっていると思います。自修館での日々を土台に、これからも憧れの看護師に近づくために学び続けていきます。

夢中で学んだ経験を土台に、
紡がれる独自の物語。

株式会社FACE 代表取締役/ 作家・脚本家
2009年3月卒業 5期生 西田彩夏さん

わたしは現在、ドラマや映画、舞台の企画・原作・脚本・演出をメインに、多国籍のタレントさんを国内外の作品にマネージメントする仕事にも携わっています。在学中に志した進路とは違う道ですが、自修館で身につけた、どんなことにも挑戦する自信と力が今につながり、常に思考し続ける習慣が、今のわたしを支えてくれています。

海外フィールドワークなど楽しかった思い出はたくさんありますが、やっぱり、廊下にあるイスと机を囲んで先生や友だちとくだらない話で笑いあったことが一番に思い出されます。授業を受ける空間から少し離れたところで一息つける、わたしにとって大切な場所でした。

もちろん在学中は、学習にも部活動にも行事にも、すべて全力で夢中になって取り組んでいました。思い悩むこともありましたが、その度に仲間とともにさまざまな課題を乗り越えた経験も、現在の仕事や物語に生きていると思っています。

自修館には、多様な施設とともに、さまざまなことに挑戦できるチャンスがあります。生徒のやりたいことを尊重し、自分で学ぶ姿勢を促してくれる先生方のもとで、自分が無理と言わない限りは何でもやらせてくれる学校でした。そこで体験したすべてが土台となり、自分の言葉で物語をつくる過程に役立っています。
つくりたい物語が尽きるまで、いろんな作品をつくり続けること。それがわたしの目標です。2023年には、わたしが脚本を手掛けた特別ドラマがNHKで放送されました。これからも、誇れる仕事をたくさん積み上げて、先生方に報告するついでに学校に遊びに来て、また廊下のベンチで楽しく笑い合えたらいいなと思います。

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