アップデートし続ける、
独自のキャリア支援
自修館では、生徒一人ひとりが自己理解を深め、
キャリアについての考えを深めるための環境を常に改善し続けていきます。
そのために教員は日々、生徒のキャリア発達を支援するスキルの向上に励んでいます。
現在のキャリア支援の特色
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「日々の授業」を主軸とした
キャリア支援の考え方自修館のキャリア支援は「生徒個々の生涯にわたる生き方のプロセス」に焦点を当てています。だからこそ、日々の授業の中でキャリア支援を行うという意識のもと、教員は生徒との対話力の向上を目指したキャリアに関するスキルを磨き、生徒自身がキャリアを考えるきっかけとなるような授業をプランニングしています。
定期考査を廃止し観点別評価を導入した背景にも、生徒の将来を見据え、思考力・判断力・表現力の養成を特に重視した授業へ移行していこうとするキャリア支援の観点がありました。 -
進路相談における教員の役割は
「生徒の伴走者」「生徒個々の生涯にわたる生き方のプロセス」は常に変化し、一人ひとり異なる形で発達していきます。その一方で生徒は、探究テーマの設定、文理選択、志望学部の選択、進学先の決定、といった学年ごとに必ず求められる“共通の課題”に対する自分なりの答えを選択していく必要があります。
その大きな課題に向き合う生徒たちのために、私たち教員は、一方的に知識を教え込んだり、生徒を説得するのではなく、「生徒の意思を尊重しながら対話を繰り返すことで生徒の自己理解を深め、“自分自身で意思決定を行うため”のサポート役」に徹することを大切にしています。
自修館の進学支援
~総合型選抜と学校推薦型選抜について~
自修館では、一般選抜による大学受験準備については従来通り校内でのサポート体制の充実を目指しながら、留学経験や探究活動の成果、個々に取り組む独自の外部活動での取り組みを活かした総合型・学校推薦型選抜への挑戦についても、6学年担任だけに任せるのではなく、進路情報室の教員が安定的なサポートを行いながら、積極的に勧める体制を整えています。
- 筑波大学1名
- 横浜国立大学1名
- 千葉大学1名
- 東京海洋大学1名
- 山梨大学1名
- 早稲田大学1名
- 上智大学5名
- 東京理科大学6名
- 青山学院大学10名
- 中央大学11名
- 法政大学7名
- 明治大学5名
- 立教大学3名
- 防衛大学校1名
主な大学
- 〈医学部〉
- 自治医科大学1名
- 順天堂大学1名
- 東京慈恵会医科大学1名
- 東海大学1名
- 〈薬学部〉
- 明治薬科大学1名
- 東京薬科大学1名
- 星薬科大学2名
- 東京理科大学1名
- 立命館大学2名
- 昭和薬科大学1名
- など
医・薬学部
- University of Alverta1名
- Arizona State University1名
- The University of Sydney1名
- UNSW College
(The University of New South Wales)1名 - Trinity College
(The University of Melbourne)1名
海外の大学
各学年のキャリア支援の取り組み
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3〜4年生
4年生の秋の三者面談では、生徒自身が保護者・担任に向けて、自分の過去の活動や経験についてや現在の自分の考え(価値観)、そして将来なりたい自分について説明する文理選択のプレゼンテーションを行います。
また、文理選択に向けて3~4年生では以下のキャリア支援を毎年実施しています。3年生秋
保護者職業セミナー
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自分らしい生き方とは何か、自分が大切にしたい考え方とは何か、自分自身を見つめる機会を用意することを目的に、保護者が講師となり、自分の過去、現在、将来にわたるキャリアの考え方(価値観)に関するプレゼンテーションを行っていただきます。単なる職業紹介ではなく、自分の考え方(判断基準)、働くことの意味や価値、または人生の転機となった出来事(現在の自分の価値観を形成するうえで影響を及ぼした経験)についてお話ししていただきます。
4年生春
R-CAP
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生徒が自分自身を見つめなおし、文理選択をより多面的に考えられるようにするため「R-CAP for teens」を実施しています。「R-CAP for teens」とはキャリアのフォーマルアセスメントであり、興味・価値観・志向といったパーソナリティを測るツールです。検査結果から自分らしさを考える材料、将来の進路を検討する材料を見出し、LHRの時間3~4時間分を使い自己理解を深めたうえで、職業研究と学問研究も行っていきます。
4年生夏
卒業生職業セミナー
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先輩をロールモデルとして自分らしい生き方について改めて考え、見つめる機会を用意することを目的として、卒業生が講師となり、自修館での経験(過去)、現在、将来の夢についてのプレゼンテーションを行います。
保護者職業セミナーと同様に、単なる職業紹介ではなく先輩たちが自分の価値観、自分にとっての仕事の意味、または仕事を通して得た新たな洞察などについて生徒に話すセミナーです。 4年生夏
シゴトのチカラ
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働くことの多様な側面を考える機会を用意することを目的として、外部の社会人が講師となり、仕事を通して経験した「壁」とその「壁」を乗り越えて体得した考え方(自分にとっての意義)を話していただきます。この講座は、講師の社会人にとっても自分を見つめ直す貴重な機会となるため、企業が研修として実施しているものになります。それだけに、社会人のプレゼンテーションの質は非常に高く、4年生が文理選択を決定する直前のキャリアイベントとして大きな役割を果たしています。
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5〜6年生
探究活動や学校行事、部活動は原則5年生までとしています。また、6年生は、自己実現に向けて進学先を自らの努力と周囲のサポートによって獲得していく集大成となる時期です。よって、5年生から6年生にかけては、生徒の自己実現に直接的に関わるキャリア支援の環境整備を図っています。
一般選抜対策の講座
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4年生までの講座は国数英3教科で実施していますが、5年生から理科、地歴、小論文の3講座を増やし、生徒の学力と受験科目に則した支援を実施しています。さらに、6年生の講座では公民科目を増やし、内容も記述対策、共通テスト対策、私大対策、国公立大対策など、生徒のニーズに応じて豊富な講座を取り揃えています。
※講座はすべて無料で実施しています。 総合選抜・学校推薦選抜対策のセミナー
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5年生秋または冬に、進路情報室の教員が中心となって志望理由書の書き方セミナーを設けています。いわゆる年内入試を考えている生徒には必ず受講してもらい、自分が年内入試に対応できるかどうかの判断ができる機会にもなっています。6年生になってから年内入試を検討するという後手にならないよう早期に対応しながら、6年生担任ばかりに負担が集中しないようにすることで生徒一人ひとりへの手厚いサポートを行える環境づくりにも寄与しています。
卒業生による受験体験ガイダンス
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生徒の進学志望先だけでなく、受験形式が多様化していることにも対応するため、受験体験談は国公立大・私大ともに多くの学部系統を揃えながら、受験形式も一般選抜だけでなく、公募制の学校推薦型選抜と総合型選抜についても用意しています。なお、受験体験談は動画で視聴することができます。最新の動画についてはLHRの時間に教室で視聴し、過去のインタビュー動画は生徒個々の志望に合わせていつでも自由に視聴可能です。
進路相談への生徒対応
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進路情報室の教員は、生徒の意思決定につながる面談スキルを日々磨いています。キャリアカウンセラーの資格を持つ教員もおり、生徒の進路相談に応じる専門的な体制を整備。
また、保護者の相談にも柔軟に対応しています。
卒業生の声
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挑戦する楽しさの先に、
広がる可能性個性豊かな仲間と先生に囲まれて、6年間という長い期間をともに過ごす経験は、想像以上に自分の励みになっていました。
先生はわたしの夢を応援してくださる方ばかりで、授業以外でも質問に行ったら快く対応してくださったり、小論文や面接もマンツーマンで丁寧に指導してくださったりしたおかげで学力は順調に伸びていき、無事第一志望の大学に合格することができました。