授業中にゲーム!?
2023.07.29
Weekly Jishukan
皆さんは「桃太郎電鉄(通称、桃鉄)」というゲームをご存知ですか?桃鉄は、1988年にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された不朽の名作ボードゲームで、プレイヤーは鉄道会社の社長となって、全国、時には海外にも飛び出して各地の物件を買い集め、総資産1位を目指します。
なんと社会の授業では、そんな桃鉄を教材として活用しています。「学校の授業でゲーム?」と驚く方も多いかもしれませんが、娯楽を学びの入り口にする「エデュテインメント」という手法はさまざまな形で広がっており、子どもの学ぶ意欲をかきたてると注目を集めています。
今回は学習した近畿地方をフィールドにして、グループに分かれてゲームを行いました。
配布された地図プリントに自分が到達した駅をマークしていきながら、表示された駅周辺トピックやランドマークといった情報を見て、近畿地方を疑似観光します。
プレイ中の生徒からは「舞鶴ってどこ?」「なんでここに猿のイラストが描かれているんだろう?」「出石の卵かけごはん屋の収益率が200%なのはなんで?」など、ゲームを楽しみながらもたくさん疑問も湧いていました。
「『社会の勉強になる』より、まずは『楽しむ』こと。楽しんでいるなかで、社会に興味を持ってもらい、いつの間にか学んでいる、ということが大切。生徒の興味を喚起させることで、『自ら進んで勉強する』ようになってもらうことが狙いです。勉強を誰かに強制されるのではなく、自ら進んで学ぶ姿勢を後期生(高校生)までに身につけてもらいたいです。」(担当教員談)
自修館では、学習機能のある「Classi」や記憶定着アプリ「Monoxer」といった個別最適化されたシステム・アプリが導入されていたり、チューター常駐の自習室が利用可能だったりと、生徒が自主的に学習できる環境が整えられています。